前回に続き、ニューオリンズの旅行記となります。
以前からニューオリンズ観光で行ってみたい場所の1つに、今回の第二次世界大戦博物館がありました。
昨年2月に行った時に1人でも訪れようと思っていたのですが、現地に住んでいる友人も興味を持っていたので、2度目に来た時は両親と共に4人で行ってみました。
国立第二次世界大戦博物館とは?
The National WWⅡ Museum、別名D-Day Museumとも呼ばれるようです。
意外なことにニューヨークやワシントンでもなく、ここニューオリンズにノルマンディー上陸作戦の56年後である2000年6月6日に開館されました。
場所
ニューオリンズの中心地であるフレンチクォーターから歩けないこともないですが、Uberを使ったほうが便利だと思います。
私達は友人が選んでくれたお店でランチをした後、徒歩で向かいました。
駐車場もあります。
営業時間
毎日 9:00-17:00
5つの建物に分かれていますので、結構見ごたえがあります。
少なくても半日以上は必要だと思ってください。
料金
1日券は基本大人28ドルです。
他に有料で下記のオプションがあります。
上のBeyond All Boundariesはあのトム・ハンクスが解説をしている4Dシアターとなっています。
残念ながら時間の関係で、こちらは鑑賞できずでした。
私達は当日エントランスでチケットを購入しましたが、午後だったのもあり、すいていました。 混んでいる日もあるようなので心配な方は事前にネットで購入も可能です。ただし、料金は変わりません。
ticketing.nationalww2museum.org
館内について
館内は大きく5つの建物に分かれています。
パンフレットの画像を撮りましたが、見にくいかもしれません。
1. Louisiana Memorial Pavilion
こちらがメインエントランスもある建物となります。
ノルマンディー上陸作戦の展示物が数多くあります。
私が個人的に衝撃的だったのは、戦時中のアメリカ人の暮らしぶりです。
下は冷蔵庫などキッチンの様子です。
あの時代にこれだけの設備が家庭にあったとは・・・これじゃあ、日本が勝てないはずだと思いました。
電熱式のコンロも友達の家のものと大して変わらない感じです。
アメリカ・・・やはり進んでいる。
2. Solomon Victory Theater Complex
こちらは、先程チケットのところでご紹介したオプションのBeyond All Boundariesの4Dシアターがある場所となっています。チケットを持っている人のみ入ることができます。
3.Campaigns Of Courage: European And Pacific Theaters
この建物は、アメリカと連合国対日本とドイツについて展示されています。
Road to TokyoとRoad to Berlinです。
連合国(ALLIES)対日本(AXIS)という図です。
左から昭和天皇、アメリカのルーズベルト、イギリスのチャーチル、中国の蒋介石の順となっています。
見ておわかりのとおり、天皇を「HIROHITO」という表現にしているのが驚きです。
ちなみにRoad to Berlinの方は、連合国のメンバーはほとんど変わらず、日本の立場であるドイツは当然のことながら、ヒトラーとイタリアのムッソリーニとなっています。
ガダルカナルやサイパンの戦場の様子が詳しく説明されています。
ここの場所だけ、沖縄の戦争祈念資料館に少し似ていました。
ちなみにRoad to Tokyoの最後は、広島と長崎に落とされた原爆のシーンが放映されており、かなりの人が興味深く立ち止まって見ていました。
原爆に対する日本人とアメリカ人の考え方は全く違い、あくまでも戦争に勝った国の立場として見た考えで伝えられていると思います。難しいですが、これはしょうがないことなのかなと思いました。
4. US Freedom Pavilion: The Boeing Center
こちらの建物では第二次世界大戦で活躍した、さまざまな戦闘機や戦車などが展示されています。下から見ることもできますが、上からみることもでき、私達も上まで上がって見てみましたが、迫力がありました。
5. John E. Kushner Restoration Pavilion
最後の建物であるこちらは2011年にオープンと言う比較的新しい場所です。
ニューオリンズの出身であるジョンEクシュナーが、戦争の遺物の収集と修復に力を注いだ記念館となっています。
まとめ
第二次世界大戦博物館はいかがでしたでしょうか。
Googleの評価もとても良いです。
あくまでもアメリカ視点の博物館ですので、もしかしたら不快に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
私にとっては見応えたっぷりで、できればもっとゆっくり見たかったなあというのが本音です。
興味のある方は是非、行ってもらいたい場所です。